相談事例

伊勢崎の方より相続についてのご相談

2022年06月01日

Q:行政書士の先生にご相談があります。私の相続が発生した場合、別れた妻は相続人になるのでしょうか。(伊勢崎)

行政書士の先生、相続のことでご相談させてください。
私は社会人1年目に結婚したのですが、性格の不一致により10年も経たずに離婚してしまいました。最後の最後は喧嘩ばかりの日々で、すっかり疲れ切っていた私を癒してくれたのが同じ職場で働いている年下の女性でした。内縁の妻となるその人とは現在伊勢崎のマンションで一緒に暮らしていますが、結婚生活に対して苦い思い出しかない私を気遣ってか、「籍は入れなくて良い」と彼女はいっています。

彼女がそういうのであればそれでも良いと思っていますが、私の身にもしものことがあった場合に所有している財産が別れた妻にいくようなことだけはどうしても避けたいのです。
私の相続が発生した場合、別れた妻は私の相続人になるのでしょうか?ちなみに別れた妻、内縁の妻ともに、子供はもうけていません。(伊勢崎) 

A:別れた奥様はご相談者様の相続人にはなりません。

被相続人の相続人となる配偶者に該当するのは、婚姻届の提出により法律上の婚姻関係を結んでいる方です。よって、将来的にご相談者様の相続が発生したとしても、別れた奥様が相続人になることはありません。また、内縁の奥様についてもご相談者様の財産を相続する権利はなく、このまま何の対策も取らずにいると財産を渡すことはできないため注意が必要です。

ご相談者様にはお子様がいらっしゃらないとのことですので、ご逝去された際は以下の相続順位の上位に該当する方が財産を承継することになります。

【法定相続人となる者の順位】

  • 第一順位:被相続人の子または孫(直系卑属)
  • 第二順位:被相続人の父母または祖父母(直系尊属)
  • 第三順位:被相続人の兄弟姉妹または甥・姪(傍系血族)

※配偶者は順位に関係なく法定相続人になる
※財産を受け取れるのは上位の相続人のみ(亡くなっている場合は次の順位の方)


今のうちに遺言書を作成しておけば、相続権のない内縁の奥様にも遺贈という形で財産を残すことができます。ご相談者様が内縁の奥様に財産を残したいとお考えの際は、その旨を記載した遺言書を作成しておくことをおすすめいたします。

遺言書はご自分でも作成できますが無効となるリスクが非常に高いため、公証人が作成する「公正証書遺言」を選択したほうが安心かつ確実です。
ただし、「全財産を内縁の奥様に遺贈する」というような遺言内容はおすすめできません。なぜなら、兄弟姉妹を除く法定相続人には最低限の財産を必ず受け取れる「遺留分」という制度があり、この割合を侵害された場合には侵害した相手に対して請求する権利があるからです。

上記のような遺言内容にしてしまうと内縁の奥様がご相談者様のご両親等に遺留分を請求される可能性があるため、遺言書を作成する際は遺留分を考慮した遺言内容にするよう注意しましょう。

同じような相続・遺言書に関するご相談であっても、ご事情や家族構成等によってお悩みやお困り事の内容は異なってくるものです。ご自分だけで解決するのが困難だと思われる際は、相続・遺言書に関する豊富な知識と経験を持つ行政書士が在籍する伊勢崎相続遺言まちかど相談室まで、ぜひお気軽にご相談ください。

伊勢崎相続遺言まちかど相談室では伊勢崎や伊勢崎近郊の皆様のお力になれるよう、初回無料相談の段階から相続・遺言書に精通した行政書士がご相談内容に合わせて懇切丁寧にご対応いたします。相続対策としての遺言書作成等についてもお気軽にお問い合わせください。
伊勢崎相続遺言まちかど相談室の行政書士ならびにスタッフ一同、伊勢崎の皆様からのご相談を心よりお待ちしております。

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