年金の手続き

ここでは年金の手続きについて説明しましょう。

故人が年金を受給していた場合に、ご遺族の方は受給停止に関する手続きをする必要があります。受給停止に関する手続きは年金事務所または年金センターに「年金受給者死亡届」を提出します。年金受給者死亡届の提出の際には、故人の年金証書と死亡診断書のコピー等が必要です。

年金受給対象の本人が亡くなっているのにも関わらず、ご家族が年金を受給し続けてしまうと、悪質な場合は不正受給となり罰せられることもあります。故意でなくとも本人死亡後に年金を受け取り続けてしまった場合でもその分を返金しなくてはなりませんので、後々また別の問題や手続きを抱える事となりますので注意しましょう。

年金受給者が死亡した後にご家族の生活を守ることを目的として遺族年金があります。遺族年金には、遺族基礎年金、遺族厚生年金、寡婦年金の３種があります。

これらに関するものとして、国民年金を３年以上納めた人について、老齢基礎年金・障害基礎年金のいずれも受給せずに亡くなった場合に生計をともにしていた親族へと受給される死亡一時金というものもあります。

これらの厚生労働省管轄の年金は、権利者が請求をしなければ支給されません。手続きはご自分で手続きをすることも専門家へ依頼することも可能です。

年金は死亡した月分までが支給されますので、死亡した月の年金について未支給年金となります。

未支給年金の受け取りが可能な遺族の順位は、