
相続手続き
2023年08月02日
Q:父の遺産相続について、伊勢崎の実家を兄弟で相続することになりましたが、自宅を兄弟で均等に相続する方法がわかりません。行政書士の先生に詳しい内容をおうかがいしたいです。(伊勢崎)
父の遺産相続について、兄弟で話し合いをしています。父の実家を兄弟で相続するのですが、遺産といえるものが実家と伊勢崎の郊外にある駐車場のみで、預金やその他の財産はほぼ残っていません。母は数年前に亡くなっていますので、相続人は私と弟の二人になります。現金のようにきれいに分けることのできない不動産の相続は、どのようにしたらよいのでしょうか。やはり売却をして現金とするしかないのでしょうか。(伊勢崎)
A:不動産を手放すことなく遺産相続で分配することも可能です。
まず、今一度お父様が遺言書を遺されていないかどうかを探しましょう。遺言書の有無が、遺産分割を大きく左右しますので、ご実家の遺品整理の際に皆様で確認してください。遺言書が残されている場合の相続手続きは、その内容に従い遺産分割を行います。ですから、遺産についての話し合い遺産分割協議を行う必要がありません。
ここからは、遺言書が見つからなかった場合の手続きの流れについて説明をしていきます。
ご家族が亡くなると、その方の所有していた財産は一旦全相続人の共有財産となりますので、その後に相続人全員での遺産分割協議を行います。今回のご相談者様は、売却については現在は検討していないということですので、売却以外での分割方法について次で説明をいたします。
【現物分割】
遺産を現状の形のままで分割する方法です。今回のケースですと、お兄様が伊勢崎のご自宅、弟様が駐車場という、現状の形のままで分割する方法です。この内容で相続人全員が合意すればスムーズに手続きが進みますが、それぞれが相続する不動産の評価額が全く同額とはならないため不公平が生じることもあります。
【代償分割】
相続人のうち、1人ないし何人かが被相続人の遺産を相続し、残りの相続人へと代償金もしくは代償財産を支払う方法です。この方法ですと、不動産を手放すことなく遺産分割をすることができるため、相続した自宅に相続人が住んでいる場合に有効な手段となります。ただし、代償金を支払うことになりますので、その金額の現金を財産を相続した相続人が持ち合わせている必要があります。
この他に、【換価分割】といって、ご自宅などの不動産を売却し現金化してから相続人で分割をする方法もあります。今回のご相談者様の場合には、まずは伊勢崎のご実家と駐車場の評価を行ってから、ご兄弟に遺産分割について相談をされることをおすすめいたします。
伊勢崎相続遺言まちかど相談室では、伊勢崎にお住いの皆様の相続の専門家として、相続手続きのお困りごとのお手伝いをしております。不動産に関するお手続きについては、提携先の司法事務所と協力してサポートをさせていただいております。相続に関するどのようなことでもサポートいたしますので、まずはお気軽に無料相談をご利用ください。皆様からのお問合せをお待ちしております。
2023年07月03日
Q:相続の際、遺産分割協議書は作成しなければならないものなのか、行政書士のご意見を伺いたいです。(伊勢崎)
伊勢崎在住の60代男性です。先日、伊勢崎の実家に暮らしていた父が亡くなりました。父は高齢でしたし、晩年は入退院を繰り返していたため、私達家族もある程度覚悟はしておりました。母は既に他界しており、相続人は私と弟の2人だけです。遺品整理をしたところ遺言書はなく、財産については伊勢崎の実家と預貯金が少し残されているだけでした。そこで財産の分配について弟と話し合ったのですが、私も弟も伊勢崎にそれぞれ家庭を持っているので、実家は売却し現金で分け合おうという話になりました。
これから相続手続きに入ろうと思うのですが、知人から「財産の分け方が決まったのなら遺産分割協議書を作成した方がいい」と言われました。遺産分割協議書というのは初めて耳にしましたし、私としては作成するまでもないと思っているのですが、今後の相続手続きにおいて遺産分割協議書は必要となるのでしょうか。(伊勢崎)
A:遺産分割協議は相続手続きにおいてあらゆる場面で活用できるため、作成しておくと安心です。
遺産分割協議書とは、相続人全員による遺産分割協議で決定した内容を記し、相続人全員が署名・押印した書面のことです。
相続手続きは遺言書が優先されるため、遺言書が残されている場合は遺言内容に沿って手続きを進めますが、遺言書が無い場合は、被相続人の財産をどのように分配するか、相続人全員で話し合う必要があります。この話し合いを遺産分割協議といい、この内容を基に作成された遺産分割協議書は、相続人全員が遺産の分割について合意していることの証明となります。
遺産分割協議書は以下のような場面で活用されます。
・相続税の申告
・不動産の相続登記(名義変更)
・金融機関の手続き(口座を複数所有の場合)※
・相続人同士のトラブル回避
※金融機関での手続きの際、所定の用紙に相続人全員が署名押印する必要があります。遺産分割協議書を提出すれば、その都度署名押印する手間を省くことができます。
上記の通り、遺産分割協議書は不動産の名義変更の際に提出が求められます。ご相談者様は伊勢崎のご実家の売却を予定されているとのことですが、相続した不動産の売却にはまず名義変更が必要です。それゆえ遺産分割協議書は作成すべきでしょう。
また、あとになって「遺産分割方法に納得がいかない」「不動産を売却するつもりはない」など相続人同士の認識に食い違いが発生する可能性もゼロではありません。遺産分割協議が完了した時点で遺産分割協議書を作成しておけば、協議内容を明確化することができ、相続人同士のトラブルを回避するのに役立ちます。今後の安心のためにも、遺産分割協議書は作成しておくことをおすすめいたします。
伊勢崎相続遺言まちかど相談室では相続についての知識と実績が豊富な行政書士が、伊勢崎の皆様の相続手続きをお手伝いいたします。相続手続きには煩雑なものも多いですが、伊勢崎相続遺言まちかど相談室へご依頼いただけましたら伊勢崎の皆様の相続手続きが円滑に終えるよう最後までサポートさせていただきます。初回無料相談の場もご用意しておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
2022年11月02日
Q:行政書士の先生にご相談です。相続が開始したのですが、財産の不動産が遠方にあり、困っています。(伊勢崎)
私は50代の主婦です。2週間ほど前に伊勢崎の病院で母が亡くなり、相続が開始したため手続きを進めております。相続財産ですが、不動産が伊勢崎の実家以外にも沖縄にいくつか所有しておりました。私には弟がおりまして父は既に他界しており、相続人は弟と私の2人のみになります。先日、弟と母の相続について話し合いをしたところ、伊勢崎の実家含め不動産の財産は姉である私が相続しようという結果になりました。不動産の相続では所有する不動産の地域の法務局で手続きを行わなければいけないとお聞きしました。しかし、私にも家庭がありますので遠方の土地に出向くのが難しく、困っております。なにか他に相続手続きを進める方法はありませんか?(伊勢崎)
A:実際に遠方へ行かなくても、不動産相続の手続きする方法はございます。
この度は伊勢崎相続遺言まちかど相談室へご相談をいただきありがとうございます。
不動産相続の手続きは、ご相談者様のおっしゃるとおり、所有する不動産を管轄している法務局(支局・出張所)で相続登記申請をしなければなりません。今回のように不動産が複数ある場合、不動産の所在地ごとに法務局を確認して手続きを行う必要があります。まずは、実家の伊勢崎と沖縄にある不動産、それぞれの所在地の市町村ごとに法務局を法務省のホームページで確認していきましょう。
不動産相続手続きの申請方法は以下の3つがございます。
- 窓口申請
- オンライン申請
- 郵送申請
1. 窓口申請:不動産の所在地を管轄する法務局へ自身で出向いて窓口で申請する方法です。この方法は平日に各法務局へ行かなければなりません。
2. オンライン申請:ご自身のパソコンを使用しオンライン上で申請をする方法です。日本全国の法務局がオンライン申請に対応していますので、どんなに遠方な不動産であっても費用や所要時間の差はほぼありません。手順としましては、まず御利用のパソコンに「申請用総合ソフト」をインストールしていただき,登記申請書を作成し,その情報を管轄の登記所へ送信するという流れになっております。
3. 郵送申請:ご自身で申請書を作成し、郵送で送付する方法です。不動産が遠方にある場合、旅費がかかってしまいますが、郵送申請ではかかる費用が郵送代のみになりますので、経費も時間も節約できます。しかし、作成された申請書にミスがあった場合、指摘されるミスを窓口受理の段階では対応することができないため、時間と手間がかなりかかってしまう可能性もあります。
不動産の登記申請は申請書の書き方など厳密な規則が多くあります。1つでも書き方などに誤りがあると申請者ご本人が修正しなければなりませんので、申請自体を最初からやり直さなければならなかったり、繰り返し各法務局とのやりとりが必要になったり、と手間が増え、負担も大きくなります。
また、送付先への到着ミスを防ぐために、必ず簡易書留以上の方法により送付をしましょう。返送も郵送で受領されるかと思いますので、書類と一緒に返信用封筒も同封しておくことをお勧めいたします。
相続手続きは想像しているよりも時間と手間がかかる上、慣れていない手続きばかりでお悩みの方も多くいらっしゃいます。ご自身のみで手続きを進めるのが不安な方は、相続に詳しい専門家に相談することも一つの手段ですので、ご検討ください。
伊勢崎相続遺言まちかど相談室では今回ご案内しました不動産相続手続きのオンライン申請に対応している事務所になっております。伊勢崎近郊にお住まいの皆様、初回無料相談を実施しておりますので、相続手続きに関してお困りごとがありましたら伊勢崎相続遺言まちかど相談室までお気軽にお問い合わせください。伊勢崎近郊にお住まいでお困りの方は、お気軽にご相談ください。
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